どーも、いしばし です。
家計管理や投資の話題になると、必ず出てくるのが「NISA」ですね。
2024年に新NISAとなり、メディアや本などで取り上げられて始めた人も多いと思います。
私も同様に「お得らしいぞ」という話を信じて、話題に乗っかって2023年から始めました。
NISAをやり始めて、最初は自分の買った資産がどう上がっていくかワクワクしてみてましたが
もともと興味があったわけでもなく、なんとなくほっといてしまって
「金額は知らないけど、なんか貯まっているなー」の状態でした。
(ある意味正解なのですが・・・)
そんな買ったけど全然運用出来ていない「ペーパーNISA」状態では
資産運用を進める上で、思わぬ事故に合ってしまうかもしれません。
今回、改めて「NISA」について考えてみようと思います。
- NISAやってるけどよく分かっていない
- 初めて買ったままの状態になっている
- 見直し方がよくわからない
そんな「ペーパーNISA」の方、一緒に考えましょう。
なんでNISA始めたんだっけ?
2024年から「新NISA」が始まり
「NISAの始め方」みたいな入門編が、雑誌やYouTubeなどで沢山見るようになりました。
それを参考に、楽天証券やSBI証券でNISAを始めた人、多いと思います。(私も楽天証券です)
話題性もあって、お得なイメージが先行していたので

とりあえず、NISAやってみよう!
と勢いで始めてしまい、NISAをやる本当の意味を説明できない人って意外といます。(私です)
NISAをやる意味とは何か?
簡単に言うと
現金・預貯金だけではお金が増えない。
むしろ価値が下がる危険性があるから。
それはなぜか?
実は「現金・預貯金」には「リスク」があって
それが「インフレ(物の値段が徐々に上がっていく)に対応できない」というもの。
最近何でも値上がりして高いなー、と感じることが増えてきましたね。
それもそのはずで、2024年8月の「消費者物価指数」は去年と比べて3%も上昇しました。
ん?どういうこと?
単純な例を挙げると
Aさんは、2023年に100万円を銀行に預け入れました。
Aさんは翌年(2024年)に預けた現金100万円を銀行から引き出し
100万円の商品を買おうとしました。
ところが、2023年に100万円で買えた商品は、2024年には103万円に値上がり
Aさんは商品を買うことができませんでした。
というイメージになります。
つまり、2023年に預けた100万円は当時の97万円分の価値にまで下がってしまった・・・と。
Aさんはただ現金を持っていた、預けていただけなのに
3万円分も資産が減ってしまいました。なんとも悲しいことです。
このように「現金・預貯金」では、「インフレ」に対応することが出来なかったり
他にも、銀行や郵便局に預け入れても金利が低かったり(0.002%くらい)
為替(円安)という外国とのリスクにも晒されています。
インフレや円安のリスクは高まってきていて
ただお金を持っている、銀行に預けているだけでは
資産の価値が下がってしまう(自分の資産が減る)可能性が高いのです。
持っている資産、お金を減らさないためには
資産を価値が下がらない・価値が上がるモノに変える、という行動が必要で
その手段の一つが投資であり、NISAになります。
資産を減らさない、増やすためにも、積極的にNISAを活用いていきましょう。
結局、NISAを運用してどうしたいの?
NISAをやる意味を振り返ったところで
次は勢いで始めたNISAをそのままにするか
自分に合った形にカスタマイズするか考えてみましょう。
カスタマイズするためには
まず、資産を増やす目的を明確にしてみましょう。
例としてよく挙がるのが「老後2000万円問題」
年金だけでは老後に2000万円足りません、ってことで自分でその分準備しましょうというやつ
(雑な説明ですが)
例えば、40歳の人が60歳までの20年間で2000万円をNISAで貯めたい、という目的があれば
年利3%で運用できれば毎月6万円を投資すれば可能という計算になります。
年利は実際何パーセントになるのか、正解は誰にも分らないところですが
ある程度の想定として3~5%で見積もる人が多いです。
注意しなければならないのは
「じゃあ、毎月6万円投資する設定にしよう!」と安易に決めるのではなく
ご自身が投資できる許容範囲を把握して判断しましょう。
「今の生活費で6万円は無理。毎月3万円だな」となるのであれば
固定費を見直す、副業などして収入を増やす、などして
3万円分の投資額を捻出する方法に挑戦していきましょう。
くれぐれも、必要な生活費も投資して生活が破綻する、ということが無いよう
家計の把握をまず行ってから投資を進めましょう。
このように、いつまでに自分はいくら資産を積み上げたいのか
という目的が明確であれば
それに合ったNISAの運用になっているか
合っていなければ、投資額を増減させたり
家計管理を見直すなど行動が決まってきます。
ぜひ、「60歳で2000万円」といった目標を数値で表せられるように考えてみましょう。
私(いしばし)の場合
大切にしたいことは「家族と過ごす時間の確保」なので
家族との時間を優先出来るよう、2人の子供が自立する45歳(10年後)には
妻や子ども達(孫?)と過ごせるように、仕事の時間を見直したいと考えています。
併せて、管理職になってバリバリやりたい、という事もなく
(毎日ずっと電話がかかってくる仕事をして体壊した)
自分のリズム、ルーチンワークを大切にできる仕事にしたいと考えています。
(定時の出退勤、土日休みの確保)
なので、たとえ収入が大きく減ったとしても大丈夫なように
現在の正社員の最低賃金で試算して(だいたい月18万円)
そこに妻の収入(パート、ネット通販など月10万円を想定)
副業の収入(月3万想定)
そこに投資で得た不労所得を足して
トータルで生活費36万円が賄えるようにしたいと考えています。
計算すると
生活費(36万円)-基本収入(18万+10万)-副業(3万)=月間5万円
私(いしばし)は
10年後に投資による不労所得5万円が毎月貰えるようする
これを目標に投資の内容(NISA運用)をカスタマイズしていきたいと考えています。
投資でやってみること
不労所得5万円を毎月得るためには
- 4%ルールで毎月5万円分の取り崩しが出来るまで資産を貯める(1500万円)
- 高配当株を購入する
- 投資内容(国内・国外、株式・債券・不動産)のアセットアロケーション(資産の割合)を見直す
などなど、学ぶこと・やってみることが沢山あります。
そもそも、生活費36万円分をカバーするだけでは、定年後の備えになっておらず
また介護やリフォームといった想定外のリスクへの備えもない状態です。(穴だらけプラン)
全然学びが足りていない状態なので
今回は放置しているNISAをそのままにしているのではなく
目的を持った投資の取り組みを始めよう
と決意を新たにして終わりたいと思います。
これから頑張っていきます!
今回も、ありがとうございました。
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